SOFTWARE

JR-200 で動作したアプリケーション、某エミュ等について。

JR-200用ソフト その7

File 70. 「WING LOVE QUICK LOAD」

マイコン BASIC マガジン 1985年8月号 美濃泰夫氏作

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.6.23 記


タイトル

おや、これは〇ッピー?

なぜか全力シャープ推し

ゲームオーバー

 滝井さんから頂いた設定とコメントから。

>印刷して間もないベーマガを見たMZ-2200は炎のごとく燃えた。MZ-1500のコーナーにウィングマン作のプログラムが載っているのだ!
>いままで味方と信じていたウィングマンまで裏切った。そう思い込んだ2200は、テレビと対立しているラジオや、クイックディスクを憎むカセットテープを仲間に引き込み、ウィングマンを攻撃した。

我々より若い方だと、カセットテープ?クイックディスク?MZ-2200?ウィングマン?と、ストーリーだけでも謎の単語続出で理解不能でありましょう。もっとも、若い方がJR-200のゲームなどするはずもありませんが…

 うーむ、不思議だ。JR-200 のゲームで謎の MZ 推し。ひょっとしてこの作者氏は本当は MZ が欲しかったのに買えず、仕方なく JR-200 を買ったのだろうか。それはともかく、ゲームの方なのだが、

CHECKER FLAGでDr.Dは「キャラクタがモンスターなどなら、ごく普通のゲームだが、同じゲームでもキャラクタによって、これほど変わるとは」と好意的に評価されているのですが、ゲーム自体は打ち込みミスなのかもしれませんが極めて難易度が高く、すぐにゲームオーバーになってしまいます。

 私もどう遊んでいいのかわからなかった。どうしたものか。

 ふと思ったのだが、この時代のゲームタイトルに "LOVE" なる単語が出てくるのは珍しいな、と。ギャルゲー、エロゲー全盛期ならともかく。もちろん元ネタはあのマンガ・アニメなんでしょうけど、やっぱり当時のマイコン少年にとって "LOVE" は縁遠い世界だったか。

File 69. 「ROPE&ROPE」

マイコン BASIC マガジン 1985年5月号 メジラ氏作

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.6.23 記


タイトル

ゲームスタート

ボーナス

ゲームオーバー

 滝井さんのコメントから。

4種類の動物がまき散らすフンを避けつつ動物を捕まえる、という基本的には追い掛けっこのゲームです。
しかし動物の捕まえ方が、スペースキーを押している間ロープが伸び、ロープの先をうまく動物に合わせてスペースキーを離すと捕まえられるというもので、捕まえるのに失敗するとまた逃げ出さねばならなくなり、口惜しさや緊迫感が増してゲーム性を高めていると思います。

 ベーマガ作品としては長めのプログラム。なかなか技巧派と言っていいのではないかと。一見よくある一画面系ゲームのデザインですけど、画面描画自体にも一工夫してあるし、滝井さんのおっしゃる通りゲーム自体もよくあるゲームをまねただけではなく、ベーマガ作品としてはハイレベルと言っていいでしょう。

File 68. 「MAYACCHU RACE '85」

PiO 1985年5月号 迎夢超人氏作

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.6.23 記


ロード中

ゲームスタート

衝突

ゲームオーバー

 滝井さんのコメントから。

これもミニPiOのコーナーの掲載なのですが、そこは迎夢超人氏、オールBASICのゲームと見せかけて、実はDATA文でマシン語を使われています。
名前のとおり、既にサイトに掲載されているMAYACCHU RACE '86の前作です。カーソルキーの上下でギアのアップ・ダウン、左右で移動です。

 ほう、迎夢超人さんの作品が BASIC コーナーにも載ってたんですなあ。最初にタイトルを見たときは、おや?これはすでに紹介していたような、と思ったのだが、それは「MAYACCHU RACE '86」だった。とはいっても両者の掲載間隔は7ヵ月ほどですが、画面を見比べると進化の度合いがよくわかるかと。

File 67. 「ハンバーガー」

PiO 1986年5月号 大橋直人氏作

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.6.18 記


ゲームスタート

ゲームオーバー

 こちらもベーマガ作品PiO作品でした。お詫びして訂正。滝井さんのコメントから。

ミニPiOのコーナーに掲載されたオールBASICのゲーム。
ハンバーガー屋のバイトとして、お客の注文に応えて、画面上に表示されているキーを押し、バンズの上に具を乗せていくというゲームです。1日終えてPiOを買うお金がたまればハッピーエンドとなります。
このゲームですが、掲載ページと目次の両方とも、何と機種表示が誤って「JR-100」と記載されており、危うく見落としそうになりました。当時も、「JR-100用なら違うや」とスルーしたJR-200ユーザーも多かったのではないかと思うと、ちょっと不憫です。

 これは不憫(笑)、って笑っちゃ失礼ですかね。すんません。PiO にもオール BASIC のミニプログラムコーナーなんてあったんですねぇ。ちなみにこの作者さんは、「青い鳥を捜せ」と同じ方だと思われますが、あちらはマシン語も使っていた大作だったことを考えると対照的な作品ですな。

 内容の方は、なんというか、タイピング練習ゲーム? のような。

File 66. 「BATTLE ZONE」

マイコン BASIC マガジン 1985年8月号 林邦彦氏作

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.6.18 記


タイトル

ゲームスタート

 こちらはベーマガ作品。しかし画面を見ると当時のゲームとしては結構凝っていて、いい意味でベーマガっぽく見えませんね。実際、滝井さんに頂いたコメントによると、

4方向はカーソルキー、スペースキーで発射、リターンキーで砲台から発射します。プレイ直前に地雷の位置を示すので、覚えておいた方がよいでしょう。
移動で、その場が砂漠なら移動しにくくなり、草原なら自分の姿を消して弾から逃げることができます(草原内では爆発しない)。敵と接触したら爆発します。廃墟地は前に進めませんが、2発当てればなくなります。

「MEMORY DEBUGS」、「HELI LANDER」と同じ常連の作者さんで、ALL ABOUT ベーマガのデータによると、本作は続編と第三作目までもが制作され、掲載されているようです。
辛口なことも多いDr.DがCHECKER FLAGで「見るからに面白そうなゲームだ。みんなも、これを参考にするとよい」として絶賛していました。

 とのことで、Dr.D も絶賛のゲーム。滝井さんも書かれている通り、この作者さんは「MEMORY DEBUGS」「HELI LANDER」も作られていて、どちらもやってみたいと思わせる画面デザインですからね。

File 65. 「ALIEN FALL」

PiO 1985年7月号 JAM氏作

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.6.18 記


タイトル

ゲームスタート

シンプルな画面の印象に反して難しい

ゲームオーバー

 またまた滝井さんから提供いただきご紹介できることになりました。まずは PiO 作品、滝井さんのコメントから。

芸夢狂人氏がI/O誌に発表された、PC-8001用作品の移植版のようです。
そして、ALIEN FALL自体はコナミが開発したアーケードゲーム「カミカゼ」の移植であり、JR-200の他、MZ-80KやFM-7にも移植されているようです。

 とのことで、PiO 界では有名なのか?という作品。正直1985年にこのタイプのシューティングはややクラシック?と思わないでもないが、実は敵の攻撃にひとひねりあって難しい。PiO にしてはプログラムもコンパクトなので、手軽に入力出来て(忘れがちだが当時はこれ重要)遊べるという意味では悪くないかと。

File 64. 「BOMBING FLIES」

PiO No.1 前田一彦氏作

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.4.8 記


スタート

結構にぎやかに攻撃

 この作品は「PUZZLE200」などと同時に滝井さんから提供して頂いていたのだが、なんせあっちでもこっちでも動かず、実機でしか動かなかったので紹介できなかったのだ。で、ようやく動くようにしたのでご紹介。

 まず掲載紙ですけど、これが PiOの一号なんですかね。Wikipedia を見ると「同社の『I/O』の別冊として1983年10月に創刊」となっているので、その辺りで発売されてるんでしょう。最初から JR-200 のプログラムが載っているという扱いの良さ。そしてほぼオールマシン語でベーマガとの格の違いを見せつける内容。まさに JR ユーザーにとって PiO は救世主であった。が、なぜ私はこのプログラムを入力した記憶がないのか。

 個人的事情はともかく、なぜこのプログラムがエミュレータで動かなかったかというと掲示板にも書いたけど、6800 の未定義部分の命令を使っていたり、MN1271 の本来のアドレスではない領域を使ってアクセスしていたから。ちょっと困っちゃいましたね。 ゲームの方はスタンダードなギャラクシアンタイプのシューティング。こんな時期からジョイスティック対応しているのは高く評価。

File 63. 「PUZZLE200」

PiO 1985年2月号 迎夢超人氏作

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.3.25 記


スタート

絶対無理

 超大作でおなじみ迎夢超人さんに、こんなライトな作品があったことに軽く驚き。滝井さんからのコメント。

迎夢超人氏の作品にしては短めのゲーム(失礼)。いわゆる16パズルです。
最初にシャッフルする回数を入力し、その回数以内で完成させることが目標
となります。
絵柄は迎夢超人氏の憧れの方がモデルであるとのこと。

 ということで、おそらく今回の迎夢超人氏の、ほとばしる熱いパトスはコーディングではなく絵の方に向かったのではないかと。なんとなく見過ごしちゃいますけど、これフルグラフィックがない JR-200 ですからね。この大きさの女の子を書くのは結構大変でしょう。 

 ゲームについて全く触れなくてすいません。私16パズルって超絶苦手なのです。

File 62. 「SELFISH NAMCO MUSIC」

ベーマガ別冊ナムコビデオゲーム・ミュージック・プログラム大全集

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.3.25 記


タイトル

画像だけだと…伝わりませんねやっぱり

 こちらも提供して下さった滝井さんが作成し掲載された作品だそうです。そういえばこういう本が出ていたような、かすかな記憶。JR-200 は三重和音とは言えボリュームコントロールもエンベローブもなく、ノイズも出ないという厳しい音楽環境。さらに、

JRはMMLがないので、入力も大変だった記憶があります。

 ですからね。個人的には当時からコンピュータで音楽を鳴らすことに興味はあったけど(98(互換機)時代には MIDI をいじっていたのだ)、さすがに JR で音楽系を攻める気力はなかった。そう思っていた人が多かったのか、JR で音楽に凝ったソフトはあまり見たことがありませんが、こちらは私が今まで聞いた JR-200 再生音楽の中で最強。ノイズが使えないことを除けば、AY-3-8910 で作られたものにひけをとらないのでは?

 で、これはさすがに画像だけでは伝えようがないので、滝井さんに許可を頂き YouTube にアップしてみました。是非聞いてみそ。

File 61. 「TV-GAME」

JPC No.13

※このソフトに関する画像、情報は滝井様より提供して頂きました。

2017.3.25 記


ドキドキ、ドキドキ

アッーー!(違う)

ア、アダ… アダ… アダル……

よいこはみちゃダメッーー!

 と、取り乱さざるを得ない衝撃の脱衣テニスゲーム。まさか JR にこの手のゲームがあったとは。今回も滝井さんのコメントから。

JRパソコンクラブ会誌に掲載されていたもので、PCを相手にテニスで勝つと1枚脱ぐというアダルトゲームです。今から見れば他愛ないものですが、当時は喜んでプレイしていました。

 いや~んエッチ♪ 私は入ってなかったですけど、当時はユーザーズクラブというのがあったんですな。なんせパソコン通信もほとんどない時代(JR じゃ事実上パソ通は無理でょう、RS-232C ユニットを使っても)、ユーザー同士で情報交換をするにはこの手のクラブに入るのが一番確実だったかと。

 そこで発表されるプログラムなら大手出版社のような規制もないでしょうし、そんな場あってこその、このプログラム。以前とあるサイトで MZ-80K 用のアスキーアート的に表現された脱衣ゲームを見たことがありますが(見るとこんな顔になる→(-_-)...)、この画像を見るとユーザー定義文字万歳って感じですね。

「JR-200 も割と不可能はない」 Reprise * 2

 嗚呼 JR 子ちゃん、君だけは違うと信じてたのに… 僕の JR 子ちゃんへのプラトニックな想いにさよなら… GOOD BYE MY 青春!

 


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