マイコン BASIC マガジン 1983年2月号掲載 近江慎一郎 氏作
【お詫び 2021.1.23】 このゲームのタイトルと作者の方のお名前を長年間違って掲載していました。お詫びして訂正いたします。
JR-100 用ゲームを勝手に移植作品。基本的には紫の敵(着色はこちらで勝手にしたもの)を照準に誘導しビームでやっつけるゲームだが、上部にいる UFO が落とすミサイルを避けたり、反対に UFO のミサイルで紫の敵をやっつけると高得点が入ったり。さらに自機の移動は [H][K][N][M] で斜めにしか移動できなかったりと、細かなアイディアが冴える。
マイコン BASIC マガジン 1983年3月号掲載 高橋はるみ氏作
JR-100用作品、勝手に移植編第2段。今回は高橋はるみ氏作の METEO。MINI TREK とは違い、独自に色を加えてアレンジ。
高橋はるみ作品といえば以前挙げた ALIEN HUNTER(移植版)が、かなりシンプルでやや参った感があったのだが、こちらはなかなかではなかろうか。上から落ちてくる隕石を左右にある砲台を打ち落とすというもの。もちろんシンプルには違いないが画面デザインも格好よく、隕石がチョコチョコ落ちてくるうち微妙に白熱する。
マイコン BASIC マガジン 1983年2月号掲載 山本順造氏作
というわけで、JR-200用に発表された作品はもう尽きてしまったので(本当はコウモリの城とかあったんだけど消失してしまったので)、ここからはJR-100用に発表された作品を自分で移植されたものをご紹介。
第一回は「移植版MINI TREK」、移植版の移植版という、訳わからん状態になってますが、スタートレックを題材にしたゲームですな。とかいいつつワタクシ、スタートレックって見たことないん だけど。でもコマンド がミサイル、フェザーガン、ワープの3つだけなのでゲームルールはわかりました。
JR-200用に移植するに当たって特にカラーを追加したりはしていないんで画面は地味ですが、しかしいいね、この素朴な感じが。オジサンついつい遊んでしまったよ。古き良き時代のマイコンゲームって感じ。きわめてシンプルなシミュレーションゲーム と言ったところで手軽にできるのがグー。
マイコン BASIC マガジン 1983年11月号掲載 林邦彦氏作
シンプルだがマゼンダのラインを使った奥行きの表現が、当時の映画「TRON」を思い起こさせるようなサイバー感でグッド。んがしかし、申し訳ないが、私はこのゲームは本当にルールがわからない。隕石のようなものをよけながら進むのはわかるのだが、「LANDER」というからにはどこかに着陸するんだよな? しかしどこに着陸すればいいのか…… 途中地上に丸いものが出てくるので(画面上段右)、ここかな?と思って降りてみたら死んでしまった。 スペースを何度か押しても死んじゃう。
プログラムを解析すればわかるだろうという話だが、残念ながら私にはそこまでの気力はなかった。すまん。
【追記 2007.9.23】
またまたまた、情報頂きました。もうほんとにお世話になりっぱなしで。上に書いた「HELI LANDER」のゲームの目的ですが、地上に出てくる“○”の上、スペースを一つあけた上空でスペースバーを押して爆薬を補給することだそうです。
で、実際やってみたところできました。
こんなカンジ。いやー謎が解けてすっきりした。掲示板にて情報提供してくださった清涼銀河様、ありがとうございました。
マイコン BASIC マガジン 1983年8月号掲載 RAN RAN氏作 (訂正:2009/6/3 作者名を間違って掲載していました。お詫びして訂正いたします)
このゲームは見ての通り、インベーダータイプのゲーム。インベーダーたちの間に小惑星がいるのがミソなんだと思うが、この小惑星たちのデジタル8色カラーが妙にカラフルでおいしそう。現代の目で見るとデジタル8色は逆に新鮮だな、と感心してしまった。
ゲーム中はインベーダーたちが左右にチョコチョコ動くので意外と当てづらい。今回裏技として、スペースを押し続けるとその処理に引っ張られてインベーダーの動きが遅くなり、倒しやすくなる技を発見した(笑)ので、機会があればお試しあれ(「ねーよ」という突っ込みはナシで)。
ゲームオーバー
マイコン BASIC マガジン 1983年6月号掲載 諸戸高氏作
このゲームの名前は当時の JR-200 ユーザーならほとんどの人が覚えているんじゃなかろうか? このネーミングセンスとアイディアはすごい。そしてもちろん画面に登場する聖子ちゃんの聖子ちゃんカット。 これで決まりさこれで決まりさそれが最高!(TV Ver.) と思わず叫んでしまうくらいナイスだ。
しかし……、今このゲームをやってみると、いまいちルールがわからないっつーか、目的がわからないっつーか…… カーソルキーで上下左右に動いて、Z と X で鉢を置く&水やり、まではわかったのだが、それからどうすればいいのやら。もちろん花を枯らさないように水をやり続けるのだが、永遠にそれだけ? ベーマガの解説記事を読まないことにはよくわからない(もちろん当時の記憶もない)のであった。
【2007.9.17 追記】 またもや 2ch.net JR スレにて情報いただきました。このゲームは作者氏によると、高得点を出すような「やりかた」を見つけ出す頭脳ゲーム、なんだそうです。 さあ、キミも2007年の今、「聖子ちゃんの秘密の花園」で高得点をゲット!
マイコン BASIC マガジン 1983年3月号掲載 高木好彦氏作
このゲームはかの高橋はるみ氏作、JR-100 用ゲームの移植版とのこと。高橋はるみ氏の作品については後日いくつか紹介するが、確かに画面デザインに共通するものがある。ナムコ文字って言ったっけ? 装飾的な文字とか。 ちなみにこの画面、よく見ると一部崩れている気がするので、入力間違ってるかも。ご承知の通り、JR シリーズ用のプリンタはグラフィック文字を打ち出すと幅がめちゃくちゃになるので、プリントリストを元に正確に入力するのは至難の業、ということであしからず。
さて、ゲームを始めるとなんともシンプル。インベーダー、もとい、エイリアンがチョコチョコ出てきて、それを銃で撃つだけ。BEM ATTACK のようにシンプルながら細かいところで駆け引きに燃える、といったこともない。弾打つと消えるまでキャラクタの動き止まるし(プログラム的にはこの方が簡単なのはわかるが)。
まいったなー、と思いながらもゲームを続けていくと、面が進むとともにインベーダー、もといエイリアンが増える。すると退治に手こずるうちに石?になったエイリアンが元通りに復活してしまうのだった。なのでモグラ叩きのように、やっつけてもやっつけてもまた復活。気がつくとムキになっていた。
これが高橋はるみマジックなのか?
ゲームオーバー
マイコン BASIC マガジン 1983年4月号掲載 土森俊秀氏作
このゲームは移植版として投稿されているようなのだが、オリジナルがどの機種だったのかは不明(【2007.7.9追記】2ch.net JR 総合スレにて情報を頂きました。このゲームのオリジナルは月刊マイコンに掲載された JR-100 用だそうです)。ベーマガとしてはプロクラムリストが長く、実際シーン転換があれば撃墜シーン もあり、海面に落ちれば水しぶきが上がり、自機がやられればパラシュートで降りてくるなど芸が細かい。ちなみにこのゲームはエミュレータ実行で起きるお約束の「RANDOMIZE トラップ」があるので、エミュレータで実行する場合は RANDOMIZE 文を削除するとよろし、つーか、削除しないと戦闘シーンの頭で止まってしまう。
ところでこのゲーム、下からのミサイルはどうやってよければいいのだろう。つーか、よけられないんですけど。ほとんど確率的にやられるという…… 反射神経のいい人なら逃げられるのかしらん。
自機がやられると、落下傘で降りてくる。
マイコン BASIC マガジン 1983年6月号掲載 葉留丹星仁氏作
このゲームは当時結構遊んだ記憶がある。一匹の敵と撃ちあうだけという、当時のベーマガゲームの中にあっても単純なものだったが、このゲームの優れているところはなんと言ってもスピード感とバランスの良さ。この敵の動きはなかなか小賢しく、 倒せそうで倒せない。しかも実に的確なタイミングで攻撃してくる。この辺は作者氏のセンスの良さではなかろうか。 お、よく見るとバルタン星人か…… さすがは高い知能を持つというバルタン星人だけのことはある(謎)。
しかしこのゲーム、エミュレータ上で遊ぶと、少なくともうちの環境では微妙に動作がもたつき、本来の絶妙なゲームバランスが台無しになってしまった。キーレスポンスが悪いため、曲がりたいところで曲がれない、 撃ちたいときに撃てない。私の腕ではほとんど敵を倒せないのであった。
よってこのゲームは実機で遊ぶことをお勧め。
あっけなくゲームオーバー
松下電器産業株式会社 松下通信工業株式会社・電卓事業部
開発協力:マイコンショップ CSK、木屋通商株式会社 となっている。標準価格はなんと 4,800円! 高っ! よくこんなの買ったな>昔の自分。
高いソフトを奮発して買ったのはいいが(なんせ JR ユーザーは市販ソフトに飢えていた)、これ、ほとんど遊んだ記憶がない。シミュレーションて今でも好きじゃないしな。ま、これも若気の至りといったところか。
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