エミュレータ、ユーティリティ、JR-200で動作したアプリケーションについて。
Visual Studio Code + M6800 Assembly
ypsitau さんが作成された JR-200 用マクロアセンブラです。ユーザー定義文字、MML などに対応した非常に多機能なアセンブラなので、これから JR-200 用ゲームを作ろうという方にお勧めです。
JR-200 でゲームを作るうえで知っておくと便利な情報を集めました。
JR-200 エミュレータ
VJR-200 for Windows マニュアル English Page
VJR-200 for Android English Page
JR2Rescue は JR-200 でプログラムなどを記録した WAVファイルをCJR 形式に変換したり、その他のフォーマットに変換するフリーソフト。
JPEG, PNG, BMP などの画像ファイルを JR-200 のセミグラフィックで表示するためのコードを作成するソフト。
JR-200 のフォント編集機能と回転したデータを作成するソフト。
セミグラを使った XEVIOUS 勝手移植を制作しました。全4エリア。制作には ypsitau さんの jrasm を使わせて頂いています。
AREA 1
AREA 2~3
AREA4
JR-200 も割と不可能はない!
petit XEVIOUS は私が生まれて初めて作ったゲームなので、今振り返るとここはこうすべきだったとか問題点は多々あるのだが、目標であった JR-200 も割と不可能はないアピールは、多少はできたんじゃないかと。
しかし本当に今回一番感じたことは、JR-200 が現役の時代にマシン語でゲームを作っていた人たちはなんてすごいんだろうということ。だって実機しかないんだから。VS code + git も高機能なアセンブラもデバッガもなく、さらにインターネッツ的集合知もなく、どうやって作れたんですかね。メジャー機かつ大手ソフトハウスなら ICE とかいうデバッグツールがあったのかもしれないが、それ以外の環境で作っていた人たちは全員天才じゃないかと思う。少なくとも私は実機を前にマシン語入力して実行、暴走しました、原因は調べようがありませんで終了だね。
そんなこんなで、将来またいつか別の事をやるかもしれませんが、やらないかもしれないので、期待はしないでおいてください。それなりに面白い経験だったが、結構疲れた。
JR-200 で動作したソフトのご紹介。ベーマガ掲載プログラムに関する情報は、「ALL ABOUT ベーマガ」さんを元にさせてもらっています。
また『National JR-200 パソコン実用プログラム集』掲載プログラムについては、掲示板にてJR.20000様より情報をいただきました。
この表にないプログラムをお持ちの方、よろしかったら実行画面のキャプチャ画像を数点メールでお寄せください。このコーナーで紹介させていただきます。 またその際には、そのゲーム(や実用プログラムなど)の簡単な説明を付けていただけるとコメントを書く際に大変助かりますので、できましたらよろしくお願いします。
※ マークが付いたソフトは今後紹介する予定のものです。
書籍 | ユーザー定義文字作成 |
バイオリズム | |
ブロックくずし |
JR-200のプログラム(ぶっちゃけゲーム)は自作する以外どこで入手すればいいのか? そりゃやっぱり第一にベーマガだろうな。あとはテクノポリスの姉妹紙、プログラムポシェットってのにも結構載ってたらしいけどよくしらんのだ。私はどうもあの「テクポリ」のナンパ・桃色路線が好きじゃないっつーか、嫌いでな。テクポリファンのみんな、メンゴ。
他にはたまに電波新聞社の月刊マイコンにも載っていた気がする。私はペンゴもどきのゲームを入力したのを覚えている。昔は「○×もどき」のゲームが出来ただけでうれしかったもんだ。まあそれはともかく。
そして問題の工学社だ。
工学社と言えば I/O。マイコン時代、I/Oはあこがれだった。ベーマガに載るプログラムくらいなら自分にも何とか作れそうに思えたが(実際は出来なかったけど)、I/Oに載るようなプログラムはもう完全に別次元のもの。間違っても自分も作れるなんて思えるものではなかった。本当にすごかった。
ところがこのI/O、はっきり言って御三家びいきで、それ以外のメーカーのプログラムはほとんど載せてくれなかった。のちには日立のS1あたりでは色々あってプッシュしていたらしいが、少なくともJRはほぼ無視されていた。悲しかった…… JRではI/Oに載るようなマシン語バリバリの、何十ページもあるような超大作のゲームは出来ないのか…… と。
ところがそこに救世主が現れた。PiOである。
PiOはおそらくベーマガの成功に触発されたのだろう。I/Oにある、他を寄せ付けないような硬派で高度なイメージをやや下げ、より親しみやすくゲームに特化し、でもゲームのレベルはベーマガ以上という素晴らしい雑誌だった。そしてなんと、PiOには我がJR用のプログラムも掲載されていたのだ。例えばこんなもの。
なんせ雑誌全体が残っていないので正確なところがわからないのだが、わずかな情報から想像すると、1986年2~3月号くらいなんじゃないかと思われる。Wikipediaによると PiO は1986年10月号で休刊となっているらしいので、割と末期ですな。JR-200 自体も相当末期というかなんというか、この時代まで使っていた人ってスゴイ。実は私ももうこの頃はMSXに乗り換えていたっていうか、マイコンには飽きてMSXすらいじっていなかったので、このプログラムもリストが残っているだけで入力したわけではない。
要するに、マイコンの使い方がこの頃既にソフトプレーヤになっていて、わざわざユーザーがプログラムリストを入力するなんて時代は終わっていたんだな。というわけで、PiOも創刊後わずが3年あまりで休刊、と。
しかし、今になって知ったが、この末期の頃の PiO ではJRについても解析記事などが載っていてなかなか充実していたらしい。くーーーーっ それ読みてーーー!
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